ティツィアーノの「ノリ・メ・タンゲレ」(私に触ってはいけない、の意)です。
聖書の該当部分を下に。埋葬され、復活したキリストと、マグダラのマリアの会話です。
イエスは女に言われた、「女よ、なぜ泣いているのか。だれを捜しているのか」。
マリヤは、その人が園の番人だと思って言った、「もしあなたが、あのかたを移したのでしたら、どこへ置いたのか、どうぞ、おっしゃって下さい。わたしがそのかたを引き取ります」。
イエスは彼女に「マリヤよ」と言われた。
マリヤはふり返って、イエスにむかってヘブル語で「ラボニ」と言った。それは、先生という意味である。
イエスは彼女に言われた、「わたしにさわってはいけない。わたしは、まだ父のみもとに上っていないのだから。」ヨハネによる福音書第20章
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