1840年以降はフォンテーヌブローの森でバルビゾンの画家グループと頻繁に合流した。
そこでトロワイヨンはバルビゾンの農場で選んだ動物をモティーフに描くようになり、動物画というジャンルの直接的で総合的な写実主義に心を奪われるようになった。
1847年にオランダに旅行したことは重要な意味をもち、その際に17世紀オランダの画家の動物画、とりわけカイプとポッテルの作品に開眼したことで、トロワイヨンの動物への傾倒はさらに強まった。「ルーヴル美術館展 19世紀フランス絵画─新古典主義からロマン主義へ」
19世紀フランス、コンスタン・トロワイヨンの「小さな群れ」を。
影響を受けたオランダの動物画家のうち、カイプについては「平原の眺め」を、ポッテルは「休息する家畜の群れ」と「若い牡牛」をご紹介しています。
また、トロワイヨンがその主要な一人とされるバルビゾン派については、まとめてこちらで。