羊の毛刈りが始まる 岐阜畜産センター
メーメー羊さんも衣替え?。岐阜市椿洞の畜産センターで十八日、初夏を前に恒例の羊の毛刈りが始まった。
畜産センターでは、顔が黒色で英国原産のサフォーク種と、全身が白いニュージーランド原産のコリデール種を計二十六頭飼っている。
羊の毛は一年間で八?十五センチも伸び、この時期に刈って暑い夏に備える。一頭ずつ畜舎に入れ、職員数人で体をしっかり押さえ、大型のバリカンで首から足までの毛を豪快に刈った。毛刈りは来場者にも公開された。
約十五分で刈り終わった羊は、分厚いコートを脱いだかのように体つきがスッキリ。再び放牧され、風に吹かれて気持ちよさそうに草を食べた。
羊は体重が五〇?七〇キロほどある上、気性が荒いタイプもいて、押さえ込んで刈るのは重労働。職員の一人は「皮膚が引っかからないようにバリカンの歯を当てるのも経験がいる」と話していた。
毛刈りは約一週間続き、十九日午後も一般公開される。羊毛は希望者に無料で配るが、人数が多い場合は抽選。希望者は五月十五日から同二十五日までの間に電話で同センターへ申し込む。
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