仏、ヤギやヒツジのBSE検査を強化
フランス農務省は19日、BSE(牛海綿状脳症)と全く同じ症状を示すヤギや羊の脳症の検査を強化する方針を決めた。今年1月、家畜用のヤギでBSEと同様の病気が初めて確認されたのを受けた措置。ヤギや羊では牛に比べ体内の多様な組織に感染物質が広がりやすく、肉や乳を通して人間の体内に入る可能性もあるとしている。
仏農務省は家畜処理場などで、ヤギや羊の検査頭数を増やす計画だ。BSEが見つかった場合は乳も保管する方針。遺伝子研究などにより病気にかかりにくい新種の開発も急ぐ。
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