夏を前に…すっきり、羊の毛刈り /福井
福井市の足羽山公園遊園地で10日、羊の毛刈りがあり、三つの幼・保育園児約130人が見守る中、職員が毛をさっぱりと刈り落とした。
雌のメリー(15歳)とマル(5歳)。毛は秋から伸び始めて約10センチになり、暑さで体に熱がこもって心臓などに負担がかからないように毛が刈られた。
この日は、同遊園地の職員が2頭の頭や足を押さえて地面に寝かせ、電動バリカンとはさみで手際よく刈った。子どもたちは「痛くないかな」「血が出ないかな」「こそばくないかな」などと話しながら、興味深そうに見入った。
2頭から約6キロの毛が取れ、パッチワークなどに使うために園児にプレゼントされた。
●「メー、メー」すっきりよ ヒツジ毛刈り
福井市山奥町の足羽山公園遊園地で10日、ヒツジの毛刈りがあり、青空の下、2頭が夏に向けてすっきりと「衣替え」をした。
ヒツジは「メリー」(15歳)と「マル」(5歳)のメス2頭。職員4人が手足を押さえ、この1年間で10センチほどに伸びた羊毛を15分ずつかけて電動バリカンとハサミできれいに刈り取った。羊毛は計4キロになった。
気持ちよさそうに毛を刈り取られるヒツジの様子を見て、遠足で訪れていた幼稚園や保育園の園児らは「痛くないの?」「くすぐったそう」「涼しくなったかな」と歓声を上げていた。
羊毛は幼稚園などに寄付したり、夏の体験学習で使ったりする。毎年、羊毛マットを作っているいずみ保育園の保育士さん(26)は「全員で洗ってほぐして縫う。作業は大変ですが、ふかふかのマットが出来上がると子どもたちは大はしゃぎです」と話した。
ヒツジの毛をバリカンで刈る様子を見る保育園園児ら
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