09年に牛識別制度義務化へ/米、BSE対策で
【ワシントン5日共同】米農務省は5日、牛海綿状脳症(BSE)問題に関連して、全米で牛などの家畜の個体識別(ID)・追跡制度を段階的に導入し、2009年から義務づける案を発表した。
米国産牛肉の対日輸出再開問題で交渉が難航している背景には、同制度の不備により牛の成育月齢を特定できる例が米国では限られる点があるが、遅ればせながら仕組みが整う方向となった。
BSEなどが見つかった場合、48時間以内に出生地や流通履歴を把握できるようにする。農務省は牛だけでなくヤギや羊も対象とする方針。農家などの意見を募った上で最終案を決める。
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