牧羊犬の追い込み競技 道内初、池田で来月全国大会

シープドッグ・トライアル会場となる「ボーヤ・ファーム」と安西浩代表
十勝管内池田町清見の綿羊牧場「ボーヤ・ファーム」(安西浩代表)は九月三、四の両日、牧羊犬がヒツジの群れを木枠の囲いに追い込む技を競う「シープドッグ・トライアル」を開く。道内で全国規模の大会が開かれるのは初めてで、安西代表は「ぜひ成功させ、来年以降も毎年開催し、池田の名物イベントにしたい」と話している。
 安西代表によると、シープドッグ・トライアルはここ数年、ボーダーコリーなどの牧羊犬愛好家たちの間でブームになっているという。笛と声で犬に指示し、ヒツジの群れを所定のコースを通らせ、制限時間内にゴールの囲いに追い込む。早さだけではなく、犬が飼い主の指示にどの程度従ったかも審査の対象で、飼い主の熟練度と犬の能力が問われる。
 会場の同ファームの放牧地は八千四百平方メートルで、一匹の犬に六匹のヒツジを追わせる。当日は道内をはじめ全国の牧羊犬愛好家と愛犬十六チームが参加する予定で、三日に中級、四日に上級の競技を行う。
 競技は両日とも午前九時からで、無料で観戦できる。


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