ポニーら“冬ごもり” 大野の動物園 越冬畜舎に引っ越し

 本格的な冬の訪れを前に、大野市南六呂師の円山公園小動物園で十六日、ポニーや羊たちが近くの越冬畜舎に引っ越し、“冬ごもり”の準備を始めた。
 動物園では、ポニー六匹と羊二匹、ウサギが約二十匹、ニワトリなど約二十羽を飼育している。同地区は冬の間、約二メートルの積雪に覆われ、戸外での飼育が難しくなるため、毎年この時期に越冬畜舎に移動している。
 公園を管理する六呂師高原振興会の係員や大野市商工観光課職員ら七人が作業に当たり、ニワトリやウサギなどはトラックで運んだ。ポニーは、係員らが手綱を引いて移動した。中には、広々とした動物園を離れるのをいやがるように暴れるポニーもいたが、ススキや落ち葉が舞い、秋の風情漂う園路をゆっくりと歩き、約八百メートル先の畜舎に移った。
 動物たちは、雪が消える来年四月中旬まで、畜舎で暮らす。


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