インパン墓地出土の四脚台及び食材

四脚台及び食材
短い4脚を備えた長方形の台の上に、頭や骨付きの羊肉が置かれている。インパン(営盤)墓地ではほとんどの墓に副葬品としてこのような食材が納められており、中には串に指した肉などもあった。当時の人々の正餐もしくは儀礼用の食材を墓に供えたものと考えられる。腐敗しやすい食材でありながら、驚くほど良好に保存されていたのは、乾燥地帯という気候風土ならではの現象である。

インパン墓地があるのは、天山南路、楼蘭の西あたりです。そしてこの出土品は2?5世紀のもの。千数百年前の羊の肉が、ここに。

ひつじ話

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