「イソップ寓話集」より「羊の皮を着た狼」
人の褌で相撲をとるのは危険である。
ある時狼が、たらふく餌にありつくためには、姿から入って本性を変えるのがよいと考え、羊の皮を被ると、まんまと羊飼も欺いて、羊の群れにまじって草を食んでいた。
しかし夜になると、狼も羊小屋に一緒に押しこめられ、入口には柵がはめられ、小屋まわりがすっかり固められた。
羊飼は晩飯にしたいと思い、包丁で狼を殺した。
このように、借り物の衣装でふるまう者は命を失うことがよくあるし、それが大惨事の遠因にもなるのだ。
「羊の皮を着た狼」って、こんな話だったんですね・・・・・。
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