セレブな飼育の豪州メリノ羊 今年も良質の羊毛を産出
オペラ音楽を聴いて優雅に育てられたオーストラリアのメリノ羊の毛が、今年も昨年に続き、世界で最も優れた品質の羊毛に仕上がっているという。
イタリアを代表するラグジュアリーブランドのロロ・ピアナ社は今年、豪ニューサウスウェールズ州の生産業者ハイランダー・パートナーシップから、11.8ミクロンの羊毛1俵を買い付けた。平均的なメリノ羊の繊維の太さである20?21ミクロンよりも細いこの羊毛を同社では、17万4800ドル(約2千万円、キロ当たり22万円)の価格で購入した。これは通常の市場価格の何と357倍という値段だ。
同社によると、平均的なメリノ羊毛の繊維の太さは19.5ミクロン程度といわれており、17ミクロン以下の太さのものは5%ほどしかないという。2004年にもハイランダーは、11.8ミクロンの羊毛1俵(93キロ)を算出。ロロ・ピエールは最高で1万1230ドル(約130万円)のスーツを仕立てて販売した。
ハイランダーでは、最高級の羊を大部分の時間、屋内でしかも小さいグループに分けて飼い、イタリアのオペラやテナー歌手アンドレア・ ボチェッリなどの音楽を聴かせるそうだ。毛を刈るのは年に一回で、羊専門の栄養士からのアドバイスをもとに穀物や有機栽培の干草など特別な食事を与えているという。
この草がー、この穀物がー、とか選んでるんでしょうか。
世の中いろいろな職業があるものです。
冬眠図書館のシチュー当番並に不思議な感じですが。
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