国語辞典で羊を引いてみると?
・ひつじ【羊】
(ヒは「ひげ」、ツは「の」、ジは「うし」の意という)ウシ科の哺乳類。8000年以上前からの家畜。毛は灰白色、柔らかくて巻き縮む。角はないものもある。性質は臆病で常に群棲。毛は毛織物の原料。肉は食用、脂・皮も用途が多い。世界各地、殊にオーストラリア・アフリカ・南北アメリカなどで多数飼われ、メリノ種を始め千種以上の品種がある。緬羊(めんよう)。羅紗綿(らしやめん)。〈和名抄(18)〉
・よう【羊】 ヤウ
ひつじ。「牧羊・羊毛・羊頭狗肉」
広辞苑 第五版 (C)1998,2004 株式会社岩波書店
広辞苑 第五版 for ATOKを購入したので引いてみました。
ひげのうし……というんですね。なんかそういう名前のジンギスカン屋もあるとのことで。
ぱっと聞くと語源的に無理がある気もするんですがどうなんでしょう。
・ひつじ【羊】
山羊に似た、中形のおとなしい家畜。らせん形の角が有る。毛は灰白色、柔軟で縮れ、毛織物の原料。肉は食用。綿羊。[ウシ科]
かぞえ方:一匹・一頭
・ひつじかい【羊飼い】
朝、羊を小屋から出して草を食べさせに野原に連れ出し、夕方小屋に帰すことを職業とする人。
新明解国語辞典 第四版 (C) 株式会社三省堂
ついでに手元の新解さんでも。
なんで羊飼いの記述だけ具体的なんでしょうか。
・ ひつじ【羊】
偶蹄(ぐうてい)目ウシ科ヒツジ属などの哺乳類の総称。中形で、毛は柔らかく、角は大きくて渦巻き状。主に地上の草をかみ切って食べ、群れで暮らす。地中海沿岸から中央アジア、北アメリカ西部の山岳地帯に分布し、ムフロン・アルガリ・ビッグホーンなどが含まれる。家畜化の歴史は古く、西アジアで主にムフロンより馴化(じゆんか)・改良された。羊毛用のほか毛皮用・肉用もあり、乳・脂肪も利用され、品種にはコリデール・メリノ・寒羊(かんよう)などがある。緬羊(めんよう)。大辞泉(小学館) Yahoo辞書
……なぜ品種例にコリデール・メリノときて三つめが寒羊なのか知りたいところです。
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