セガンティーニのひつじ船
同じ年(1883年)、セガンティーニはアムステルダムの万国博覧会に《湖を渡るアヴェマリア》を出品し、金メダルを獲得した。小舟に子供を抱いた女と、船をあやつる男が、羊をこぼれるばかりに乗せて、鏡のような湖水に浮かんでいるところを描いた絵だ。後年描かれた同じ題名の絵がセガンティーニ美術館に収蔵されている。
夕日に映える湖を行く羊飼いの一家を描いた《湖を渡るアヴェマリア》(1886年)。夕べの祈りを捧げる3人の親子の姿は聖家族を思わせる。このころからセガンティーニの名はヨーロッパ各地で知られるようになったが、彼は名声に満足することなくサヴォニンを捨て、さらなる高地を目指す
乗せすぎです。
以前「アルプスの真昼」を紹介したセガンティーニ。
イタリア生まれですがスイス・アルプスに移り住み、羊や牛のいる風景画をたくさん描いています。
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