修羊公
修羊公は魏の人であった。華陰山上の石室の中に住んでいた。 (略) 景帝はこれを礼遇して王族の邸に住まわせた。数年たっても、どんな術があるのか、さっぱりつかめない。ご下問があって、「修羊公には、いつになれば技倆をお示しになられるのか」というと、言いも終らぬうちに、寝台の上で化して白い石の羊になってしまった。そして、脇腹には「修羊公、天子に謝す」と書かれてあった。
その後、石の羊を霊台の上に安置しておいたところ、羊はのちにどこかへ去って、所在が知れなくなった。
左慈につづいて、羊に化ける仙人を。
なんかこう、仙人というのは、基本的に困った人たちなのでしょうか。すごく楽しそうではあるのですが。
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