牛や羊の輸出を制限 EU、「青舌病」の感染確認受け
欧州連合(EU)欧州委員会は21日、オランダ、ベルギー、ドイツの3カ国で蚊が媒介するウイルス性の病気「青舌病」に牛や羊が感染しているのが確認されたのを受け、牛、羊、ヤギの輸出を制限する措置を取った。
青舌病は蚊の1種が媒介し、羊や牛などの反芻(はんすう)動物が感染する。顔や舌が腫れ上がり、羊の場合は死に至ることがある。人間には感染しない。
3カ国での感染確認を受け、オランダ、ベルギー両国の大半の地域、ルクセンブルク全域、ドイツのノルトラインウェストファーレン、ラインラントなど西部の4州に監視地帯が設けられた。監視地帯からは、反芻動物および2006年5月1日以降に採取された反芻動物の精子、卵子、胚(はい)の移動が禁止され、事実上輸出が停止した。
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