犬とヒツジが真剣勝負 池田で競技会、各地から15チーム参加へ
広大な牧場を会場に、牧羊犬のボーダーコリーでヒツジの群れを木さくの囲いに追い込む技を競うシープドッグ・トライアルが今年も9、10の両日、町内清見224の綿羊牧場「ボーヤ・ファーム」(安西浩代表)で開かれる。2回目の今年は全国各地から牧羊犬愛好家と愛犬の計15チームが参加する。
同トライアルは八千四百平方メートルの放牧地で行われ、飼い主が一匹の牧羊犬に声と笛による指示を出し、六匹のヒツジの群れを追わせ所定のゲート三カ所を通過し囲いに追い込む速さなどを競う。
初日の九日は午前九時から六チームが参加して中級競技を行う。制限時間八分で、飼い主は犬と五メートル以上の距離を保てば、スタート地点から犬と一緒に移動しながら指示を出せる。十日午前八時半からは九チーム参加の上級競技。制限時間は十五分だが、飼い主はスタート地点からの移動が許されない厳しいルールが適用される。
初めて開催された昨年は「犬とヒツジの真剣勝負が面白く、ショーとしても楽しめる」と好評で、二日間に延べ約四百人が訪れた。今年も無料で観戦できる。ただし観戦者の会場への動物持ち込みは厳禁。会場にはムートンなどの販売コーナーも設置される。安西代表は「雄大な農村風景の中で繰り広げられる楽しい競技をぜひ観戦して」と話している。
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