動物のパネルでサファリ再現へ 栗東芸術文化会館広場で11月開催

 滋賀県栗東市の栗東芸術文化会館さきらの広場などに約1300枚の動物のパネルを並べ、一帯をサファリパークに見立てる芸術プロジェクトが、11月23日から26日まで開かれる。1000枚を超えるパネルを使った平面アートは、国内でも珍しいという。現在、パネルの設置や当日の運営に当たるボランティアスタッフを募集している。
 「サファリパークプロジェクトin栗東」と題し、南丹市八木町の平面作家、井上信太さん(38)が手掛ける。井上さんは1998年から、国内外で、草原や街角にヒツジなどの生き物を描いたパネルを展示する芸術活動を行っている。
 パネルはベニヤ板製で、動物の形にくり抜いてグレーや黒を基調に描き、鉄や角材などで支える。同会館前の広場や野外ステージなどに、ヒツジ500頭と子ヒツジ500頭のほか、オオカミやコアラ、ライオン、パンダ、キリンなど計300頭の動物を並べる予定。
 高さ4メートル、幅2メートルのキリンから、手のりサイズのヒツジまで大きさはさまざまで、微生物をテーマにした映像作品も展示するという。
 期間中には、ホール内で映像のヒツジを数えて眠ったり、段ボールの洞窟(どうくつ)内に動物の切り絵を張って楽しむ企画なども予定している。
 募集するボランティアについて、栗東芸術文化会館さきらは「年齢制限はない。40人以上は必要で、多ければ多いほどよい」と協力を呼び掛けている。説明会は15日午後7時からと17日午後2時から、同会館で開く。事前予約が必要。申し込みは同会館へ。

昨年12月に東京で行われたパネル展示よりも大がかりなものになっているようです。というか、ヒツジの数がやけに増えていますがいったい何が……。
動物パネル
<参考写真:昨年12月に東京都立川市で行われた展示風景>


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