羊のことわざたち
満腹した者には羊の尻尾も堅く感じられる (トゥーバ)
誰でも腹一杯食べた後にさらにまだ食べようとすると、どんなご馳走でも苦痛になり、まずくなってくることをたとえていう。(略) ちなみに、「羊の尻尾」は脂肪が多くて柔らかく、地域によってはわざわざ尻尾の大きなクルデュック種が飼われ、しばしば旨いものの代名詞となっている。
羊にとって尻尾の脂は重荷じゃない (アルメニア、アゼルバイジャン)
他人から見れば大きなハンディに映ることでも、もともと自分に備わったものや自ら背負ったことならさして苦にならないことをたとえていう。
二匹の羊の毛を同時に刈ろうとするな、一匹には噛みつかれる (ツワナ族)
同時に二つの目標を追いかけても、結局、「虻蜂取らず」で、どちらも逃してしまうことをたとえていう。
羊の毛を取りに行って自分の髪を刈られて帰る (スペイン、ポルトガル、伊、英、露)
うまいことして利益を得ようとした者がかえって損をしたり、相手をやっつけようとした者が逆にやっつけられる、捜しに行った者が行方がわからなくなって捜されるような場合をたとえていう。
だいぶ前に、脂肪尾羊のお話をしたことがあるのですが・・・・、ひょっとして、わりと普通の食文化なんでしょうか、羊の尻尾。
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