ブリューゲル 「人間嫌い」
フランドル語による銘文には次のように書かれている。「この世が不実だから、私は喪に服す」。この絵の教訓はこのような厭世的思考ではいけない、世界の困難に立ち向かうべきであり、それらに対する責任を放棄してはならないというものである。
(略)
彼は背景の羊を守っている羊飼と比べられている。その羊飼は、純真さで、義務に対する正直さで、また、彼に課せられたものに対する責任感の強さで、人間嫌いよりもずっと高潔なのである。
ピーテル・ブリューゲルの「人間嫌い」です。ブリューゲルは、他に「イカロスの墜落のある風景」をご紹介しています。
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