スペンサー 「妖精の女王」

「妖精の女王」挿画 「妖精の女王」挿画(部分)
道連れの麗しい貴婦人は、
雪よりも白い慎ましい驢馬に品よく乗っていたが、
(略)
心の中には何か心配事を秘めているようで、
そばには乳白色の子羊を紐でつないで連れていた。

「羊飼の暦」をご紹介したことのあるエドマンド・スペンサー「妖精の女王」から、第一巻「赤十字の騎士の神聖の物語」冒頭、ヒロインにあたるユーナ姫の登場シーンです。訳注によれば、この子羊は無垢と真理の象徴として、乙女とともに描かれているようです。

ひつじ話

Posted by


PAGE TOP