アーサー・ストリートン 「黄金の夏、イーグルモント」

ストリートン 「黄金の夏、イーグルモント」  「黄金の夏、イーグルモント」(部分)
アーサー・ストリートンは、トム・ロバーツと並んで「オーストラリア印象主義」あるいは「ハイデルバーグ派」の創始者とされている。
二人は他の誰よりも、まさにヨーロッパの印象派がそうしたように、その土地特有の風景や題材を描くことの価値を、自国の人々に納得させた。
(略)
戸外でこの作品の油彩習作を描きながら、ストリートンはロバーツに書き送った。
「僕は、黄金色の丘、北側の丘に座っている。風は太陽に灼かれたようで、僕の髭を炎のようにかすめてゆく。……そう、僕はここ、上の方の、銅と金とに囲まれた所に座っている。嬉しくてしょうがない。……光も、輝きも、移り変る明るさも、皆ゆっくりと自由に目の前を通り過ぎて行く」。

 「オーストラリア絵画の200年 自然、人間、芸術」展図録 

トム・ロバーツ「羊毛の刈取り」に続いて、オーストラリア絵画をさらに一枚。アーサー・ストリートンの「黄金の夏、イーグルモント」です。

ひつじ話

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