「羊メール」
「ローマ時代の遺跡は珍しい?」
「教科書でしか見たことないですよ」
「そう? 実はこの家は100年前に建てられたんだけど、正面の窓と窓の間にはローマン・ウォールの石が使われているんだよ」
澁谷正信のフォトエッセイ、「羊メール」の一章、「ラストドラゴン」から。
著者はイングランドとスコットランドの国境付近で、ハドリアンズ・ウォールの姿に「世界で最後のドラゴン」を見いだすのですが、そのドラゴンのそばになにくわぬ顔で羊が立っています。
こういうのは、洋の東西を問わないものなのですね。
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