古代エジプトの象嵌用牡羊頭部
眼と角は紺色のラピスラズリで作られている。
牡羊は、アメン神の聖獣であり、特に新王国時代以降、多くの図像が製作された。
本作品は極めて精巧なもので、白ガラスとラピスラズリという材質の組み合わせも第3中間期のものと考えられる。
古代エジプト美術の個人コレクションである菊川コレクションの解説書から。
アメン神については、ヘロドトスの「歴史」や特徴的な形態(おもに角の)について、クリオスフィンクス、リシマコス銀貨、羊膜の語源、アンモナイトの語源、等々、なんだかちまちまとご紹介しています。
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