ピーテル・ブリューゲル 「子どもの遊戯」

「子どもの遊戯」 「子どもの遊戯」(部分)
お手玉遊び Bikkelen
このお手玉は解剖学的にみると、羊(子牛や豚でもよい)の足根骨として分類される七つの骨の一つ、距骨である。
骨は脂肪分を抜くためソーダで煮たり、ときには玉ねぎの皮で着色することもあった。

ピーテル・ブリューゲルの「子どもの遊戯」を丹念に検証した「ブリューゲルの「子供の遊戯」―遊びの図像学」から、画面左下すみの「お手玉遊び」について。
羊などの足の骨を使ったお手玉の歴史が、古代トラキアトロイア戦争のエピソード、ローマ軍の遠征による伝播、ポンペイの壁画等々を例に詳細に語られています。
同著者による「ブリューゲルの諺の世界」も、あわせてぜひ。

ひつじ話

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