「斉民要術」より 羮の作りかた
「ヒツジの足のあつもの」の作りかた
ヒツジの足七具(二八蹄)、ヒツジ肉一五斤、ネギ三升、豆鼓汁五升、コメ一升でつくり、味を口でととのえる。
これに生ショウガ一〇両、「ちんぴ」三枚を加える。
「ヒツジ肺の煮こみ汁」の作りかた
ヒツジの肺臓一個を煮て、細かく切る。
別にヒツジ肉のあつものをつくり、ウルチゴメ二合、ショウガとあわせて煮る。
華元の御者や司馬司期を怒らせた、傾国の美味、ヒツジの羮(あつもの)。実際のところ、どんな食べ物なのだろうと、6世紀の農書「斉民要術」の解説書を見てみました。……おいしそうでは、ありますが。
中国の料理書関係では、これまでに、「居家必用事類全集」と「山家清供」をご紹介しています。
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