ベラスケス工房 「フェリペ4世の肖像」

「フェリペ4世の肖像」 「フェリペ4世の肖像」(部分)
1630年代末に、親戚にあたるウィーンのハプスブルク家に贈るための、フェリーペ4世とブルボンのイサベルの対の肖像画が制作された。
現在はウィーンの美術史美術館に所蔵されている2枚はともに膝から上の肖像画であるが、これはベラスケスが描いたのちに、下部が切り落とされたものと考えられている。
エルミタージュ所蔵の本作品は、ベラスケス本人が描いた国王の肖像画を、工房で繰り返したものと思われるので、ウィーンにある上記作品の完成当初の姿を伺うことができる。

「エルミタージュ美術館展 16―19世紀スペイン絵画」カタログ

「シルバー・フィリップ」をご紹介している、スペイン国王フェリペ4世の肖像画をもう一枚。胸元に金羊毛騎士団勲章。
金羊毛騎士団については、こちらをご参考にどうぞ。

ひつじ話

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