馬王堆漢墓の黒地彩絵棺
馬王堆1号棺墓の木棺。大小3つの棺を重ねている。外棺は黒地、中棺は赤地の漆絵が描かれ、内棺には錦が貼りつけてあった。出土時には外にもう一層の棺があった。
棺蓋の上面に豹が羊の頭をした怪神の前に伏して、怪神が豹の頭をなでている図がある。
(略)
馬王堆の棺の頭側板の左上角と足側板の右上角にも半身の羊がおり、右側板には羊が鶴に騎っていたり、羊が鶴を牽いている図などがある。
いずれも福や祥を迎接する意味である。
湖南省長沙市の馬王堆漢墓。四重になった一号墓の棺のうち、黒地彩絵棺と呼ばれる第二棺の表面は、雲気文のすきまに大量の小さな怪物が配される図柄になっています。その怪物たちのなかに、羊っぽいなにかが。
最近のコメント