ヴァトー 「羊飼いたち」
現実から夢への移行を彼に教えたのはジョルジョーネであり、すでにその《田園の合奏》には雅宴画に必要な一切がそなわっている、とルネ・ユイグは言う。
確かにそこには女性がおり楽器があり、緑濃い自然も牧童と羊の組みあわせも認められる。
(略)
「ジョルジョニズモ」の系譜は十六世紀ヴェネツィアの群小画家たち以上にルーベンスからヴァトー、そして印象派(とりわけルノワール)へとたどるべきなのではなかろうか。
ロココ絵画の巨匠、アントワーヌ・ヴァトーの「羊飼いたち」です。
引用にあるジョルジョーネ「田園の合奏」はこちら、これまでのロココ絵画はこちらをご覧下さい。
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