アフリカ神話
トーゴのダゴンバ族は、太陽は市場をもっていて、それは、太陽の周りにカサがかかるときに見られるという。
市場に彼は牡羊を飼っていて、それが足踏みをすると雷が鳴り、尻尾を振ると稲妻が光るのである。
雨は牡羊の尻尾の毛が脱けるのであり、風は牡羊が市場のなかをぐるぐる疾走するときに起こる。
(略)
南部アフリカでは、もしも虹の終わる所を見つけた者がいたら、彼もしくは彼女はできるだけ速く逃げるべきで、さもなくば殺されるといわれている。
(略)しかし、ザンビアのイラ族は、虹を追い払うためにすりこぎで指す。彼らは虹のふもとには火のように燃える凶暴な牡羊がいると考えている。
数年前にドゴン族の神話をご紹介したきりのアフリカ神話ですが、こちらの「アフリカ神話」を読んで、ひつじ話の宝庫であることを知りました。不勉強を恥じ入るばかりです。
にしても、羊と天空の結びつきといえば、つい「柳毅伝」を思い出してしまいます。それぞれの土地で、偶然に似た連想がはたらいたということでしょうか。
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