「空からきたひつじ」

「空からきたひつじ」
クリスチーネは、ひつじのそばにひざをついて、やわらかい毛をなでました。
すると、ひつじがかぼそい声でいいました。
「まちがえたの。ここじゃ、だめなの。雲のひつじなんだもの。お空であそんでたのに、おっこちちゃったの」
ひつじは、かなしい顔でひつじ雲をみあげて、さびしそうに
「メエ!」と、なきました。

児童文学を。フレート・ロドリアン作、ヴェルナー・クレムケ絵の「空からきたひつじ」です。
空から落ちてしまったひつじ雲のひつじと出会ったクリスチーネは、ひつじを空にかえしてあげるために奔走するのですが……?


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