トマス・ナッシュ 「春」
Spring
The palm and may make country houses gay,
Lambs frisk and play, the shepherds pipe all day.
And we hear aye birds tune this merry lay,
Cukoo, jug-jug, pu-we, to-witta-woo.
シュロのみどり葉と サンザシの花で 農家は華やかになり
仔羊はとびはねて遊び、 羊飼いは、 日がな一日笛を吹き、
小鳥は 陽気な歌をうたうのが 聞こえる
クックー、ジャグ・ジャグ、ピュ・ウィ、トゥ・ウィッタ・ウー!
これまでに、フィリップ・シドニー「アーケイディア」、クリストファー・マーロウ「若き羊飼いの恋歌」、スペンサーにシェイクスピアと、エリザベス朝の詩人たちをご紹介してきましたが、さらに同時代の詩人をもうひとり。トマス・ナッシュ(1567?1601)による「春」の中の一節です。
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