『詩経』より「無羊」

爾(なんぢ)の牧 来る
薪(しん)をとり 蒸(じょう)をとる
雌(し)をとり 雄(ゆう)をとる
爾の羊 来る
矜矜(きゃうきゃう) 兢兢(きゃうきゃう)たり
騫(か)けず 崩(くづ)れず
之を麾(まね)くに肱(ひぢ)を以てす
畢(ことごと)く来りて既に升(のぼ)れり
 そこに牧夫が来て
 薪(まき)をとり 粗朶(そだ)をとり
 雌鳥 雄鳥を供える
 羊が群れて来るときは
 よりそうように並びます
 乱れもせず 崩れもせず
 肱あげて合図をすると
 みんなぞろぞろ升ります

「羔羊」をご紹介している「詩経」のうち、小雅より「無羊」の一節を。
牧場開きを祝う祝頌詩とのこと。

ひつじ話

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