梅棹忠夫 「モンゴル遊牧図譜」
ヒツジを解体して、すこし塩味をつけて大鍋でにる。
銀製の大皿に肉をかさねてもり、客人に供するときは、ヒツジの脂肪尾をうえにのせ、そのうえにヒツジの頭をのせてだす。
ヒツジの頭上には、脂肪尾またはバターの小片をさいの目にきったものをのせる。
宴席がはじまるまえに、さいの目の脂肪またはバターを、炉にくべたりして、天地にささげる。
梅棹忠夫『回想のモンゴル』より「モンゴル遊牧図譜」を。ヒツジの食べ方について一章がとられています。脂肪尾のことにも触れられてますね。どういうものなのかずっと気になっているのですが、いまだに現物を見たことさえありません。なんとかしたいところです。
最近のコメント