前涼の玉の臥羊

臥羊
前涼(314─376)
長15センチ
(略)
羊は遊牧民族の生活には欠かせぬ家畜であり、ここでは誇張した表現もなく、脚を揃えて臥した羊が親しみ深く表される。
玉は古来漢民族がことのほか愛玩したものであり、従って五胡十六国時代の玉器の出土は極めて稀であるが、これも前涼の張氏が漢族出身のためであったろうか。

 「中国 美の十字路展」カタログ 

甘粛省出土の、五胡十六国時代の玉器です。甘粛省博物館蔵。
玉の羊は、台北の故宮博物院のものをご紹介したことがあります。

ひつじ話

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