ホラティウス 「農村讃歌」
テルミヌスの宴の最中に
家路を辿る羊らを
見るのは楽しい光景だ。
疲れた牛はのそのそと
背中に逆にのせられた
鋤を運んで戻って行く。
燃える囲炉裏を囲んでいる
家で育った召使は
金持の家族と同様だ」。
こういったから金貸しの
アルフィウスは、百姓に
なるかと思えば、満月の
月の半ばに貸した金を
取り立て、次の月初めに
またその金を貸し出すのだ。
ホラティウスの『エポドン』より、「農村讃歌」を。
古代ローマの田園志向のお話はしたことがあるのですが、それに対する皮肉な見方もまたあったのですね。
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