聖ザビエル天主堂
愛知県犬山市にある、博物館明治村に行って参りました。
明治時代は、我が国が門戸を世界に開いて 欧米の文物と制度を取り入れ、それを同化して近代日本の基盤を築いた時代で、飛鳥・奈良と並んで、我が国の文化史上極めて重要な位置を占めている。
明治建築も従って江戸時代から継承した 優れた木造建築の伝統と蓄積の上に、新たに欧米の様式・技術・材料を取り入れ、石造・煉瓦造の洋風建築を導入し、産業革命の進行に伴って 鉄・セメント・ガラスを用いる 近代建築の素地を築いた。
これらの建築のうち、芸術上、歴史上価値あるものも、震災・戦災などで多く失われ、ことに戦後の産業の 高度成長によって生じた、大小の公私開発事業により、少なからず姿を消していった。
(略)
明治村では解体されていく建造物の中から 価値あるものを選び順次移築復原を行った。
今回観てきたのは、かつて京都河原町に建っていた教会である、「聖ザビエル天主堂」です。
フランシスコ・ザビエルの宣教を記念して建てられたゴシック様式の建築物ですが、こちらの内陣に並ぶ九体の聖像のなかに、洗礼者ヨハネがいるのですよ。
とりあえず、中に。クリスマスシーズンのためか、大きなリースが下がっています。
奥に進むと、むかって左奥に聖ヨハネが。足もとの子羊でそれとわかります。
ということで、足もとのアップも。
聖像も見ていて飽きませんが、そのほか、ステンドグラスなどが夢のようにみごとな建物です。お近くならば、ぜひ一度。
なお、洗礼者ヨハネのお話はずいぶんしておりますので、まとめてこちらで。
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