エティエンヌ ・ ドゥローヌ 「6月」
400点以上の作品を制作したドゥローヌは、金銀細工、メダルのためのデッサンや小品を別として、膨大な数の一連の月暦図、旧約・新約聖書、歴史や神話を題材にした作品を残している。
様々な画題をとりあげているが、この版画に見られるようにその月々に対応する労働を示す田園風の場面を挿入して新しい図像に仕上げている。「パリ国立図書館所蔵 フランスの版画 16世紀─19世紀」展カタログ
16世紀フランスの版画家、エティエンヌ・ドゥローヌの月暦図より、「6月(かに座)」です。毛刈りの季節のようですね。
羊の毛刈りを描いた暦といえば、「ベリー公のいとも豪華なる時祷書」の7月をご紹介したことがあります。
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