「イサクの犠牲」の羊のその後

『創世記』の第二十二章十三節でエホバはアブラハムに、アブラハムの息子イサクのかわりに生贄に供するようにと一頭の雄羊を提供している。
ユダヤの民話によると、その雄羊は天地創造の第六日目に茂みの中で捕えられて、アブラハムとイサクがやってくるのを待っていたのだということになっている。
この聖なる雄羊の骨を使ってユダヤ教の至聖所の土台が築かれ、雄羊の血管はダヴィデ王のハープの絃線となり、皮はエリアのベルトとガードルに造り変えられ、左の角は、モーゼがシナイ山で使った吹奏楽器ショーファーとなり、右角は予言者エリアが救世主の到来を告げるためにモリア山で吹くショーファーとなったという。

「イサクの犠牲」の羊については、カラヴァッジオの絵と共に創世記の該当部分をご紹介しておりますが、なんだか大変な後日談があったようです。

ひつじ話

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