金唐革
きんからかわ(金唐革)―羊または仔牛の革に銀箔を貼ってプレス機でエンボスを作り、金色に見せるための黄色系ワニスを塗り、絵の具で百合や撫子、菊、葡萄、ざくろ、蛇、鳥、イルカ、唐草、キューピッドを描いたもの。
ヨーロッパでは壁革、ついたて、椅子革に使われ、日本ではタバコ入れ、巾着、文庫に使われた。
皮革をベースにした工芸品、金唐革について。写真はハーグ市立博物館蔵、18世紀の屏風。
日本では、輸入された本来の革製品のほかに、平賀源内が模造品である「金唐紙」を考案しています。
ウールを自足しようと羊を飼ったのと、めざした方向はたぶん同じですね。
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