テニスン 『国王牧歌』より「アーサー王の死」
わが魂のために祈ってくれ。祈りによって
この世が考えているより、
もっと多くの事柄が成就されるのだ。それゆえ、
お前の声を
夜昼となく噴水のように上げてほしいのだ。
脳の中で盲目の生命を育む羊や山羊にくらべて
どうして人間がより優れていると言えようぞ、
もしも神を知りながら、祈りの手を挙げ、
自らや友と呼んでくれる人々のために祈らないと
すれば?
アルフレッド・テニスンの、アーサー王伝説に取材した叙事詩から。
アヴァロンに向かう王の遺言のなかで、祈ることのない人ならぬ動物として、羊が挙げられています。
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