李白 「金華牧羊兒」
金 華 牧 羊 兒。 金華牧羊の兒、
乃 是 紫 煙 客。 乃ち是れ紫煙の客。
我 願 従 之 遊。 我、之に従つて遊ばむことを願へども、
未 去 髪 已 白。 未だ去らざるに、髪、すでに白し。
不 知 繁 華 子。 知らず、繁華の子、
擾 擾 何 所 迫。 擾擾として、何の迫るところぞ。
崑 山 採 瓊 樹。 崑山に瓊樹を採らば、
可 以 錬 精 魄。 以て精魄を錬るべし。
李白の「金華牧羊兒」です。
金華山中で羊を牧しながら、神仙となった黄初平への憧れが主題となっています。
黄初平に憧れているうちに白髪頭になってしまった、世上はなぜこうも忙しないのか、崑崙山に行けば仙人になれるのに、といった内容。
李白の詩は、「蘇武」を、
黄初平については、小川芋銭、島田元旦、円山応挙などの絵をご紹介しています。
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