ヨーロッパのタピスリー 「手相占い」
このタピスリーは、フランソワ・ブーシェの弟子のジャン=バティスト・ル・プランスの原寸大の下絵によって織られた「ロシア風の遊び」6枚連作のうちの一枚である。
ル・プランスは、(略)そのころ非常に流行していた中国趣味(シノワズリー)と競合していたスラヴ風エキゾティシズムの趣向を取り入れている。
(略)
本連作には縁飾り上部にフランス王家の紋章があり、国王からの贈物であることを示している。
すなわちこれらは、1782年にルイ十六世がバーゼルの大司教書記官長に贈ったものである。
18世紀フランスのタピスリー、「手相占い(「ロシア風の遊び」より)」です。
タピスリーは、他に、15世紀のフランドルで作られた「羊の毛刈り」をご紹介しています。
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