コプト織りの「イサクの犠牲」
「イサクの犠牲」 コプト製 4?5世紀 羊毛と亜麻 リヨン織物美術館蔵
コプトとはエジプトのキリスト教徒を指すもので、クレオパトラが没して古代エジプト王朝が絶滅し、ローマの支配下に入った紀元後に早くもキリスト教がエジプトにも伝わった。
ローマから東ローマ統治の後、短期間のペルシア支配を経て七世紀にイスラムの占領を受けることとなった。
コプト人のキリスト教は今もつづいているが、三世紀からイスラム時代初期の八世紀までがコプトの織物の盛期であった。
4?5世紀エジプトのつづれ織りです。乾燥地帯ならではの保存状態。
これまでご紹介した「イサクの犠牲」については、こちらで。
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