ベノッツォ・ゴッツォリ 「羊飼いの宵越し」
壁面の絵画装飾は、礼拝堂の広間と内陣という二つの空間に対応して分かれている。
広間は、右上にある城壁に囲まれた白い都市エルサレムから、祭壇画のなかで讃えられているキリスト降誕の地ベツレヘムへと向かう《東方三博士の旅》にあてられている。
内陣の両側にある聖具室の入口の上の細長い壁面には、聖夜に先立つ黄昏時の《羊飼いの宵越し》が描かれている。
15世紀イタリアのベノッツォ・ゴッツォリによる、メディチ・リカルディ宮「東方三博士礼拝堂」のための壁面装飾から。
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