ゲーテ 「ライネケ狐」

 かくのごとく償いは決定をみ、
かの雄羊は、その首でこれを果すこととなり、
雄羊の縁者は、いまも残らずイーゼグリムの屈強なる一統
   の虐待をうけ、
かくて永遠の憎悪が始まったという次第。いまや狼どもは
  何の憚るところもなく、
仔羊と親羊をどこまでも狂暴に襲っては、
権利があると信じてわがもの顔。

以前ご紹介した中世ヨーロッパの動物叙事詩「きつね物語」ゲーテによる改作「ライネケ狐」から、前回お話したのと同じ場面を。
ゲーテはなんどか話題にしておりますので、こちらで。

ひつじ話

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