『黄金伝説』より「聖ゲオルギウス」
そこで町の人びとは毎日二匹の羊を竜に与えて、怒りを鎮めることにしました。
こうしないと竜は城壁のしたにやってきて、毒気を吹きかけ大気を汚染するので、たくさんの人間が死んでしまうからでした。
しかし、羊の数が減ってあまり見当たらなくなると、今後は日に一匹の羊とひとりの人間を悪竜に捧げることに相談がまとまりました。
ヤコブス・デ・ウォラギネの「黄金伝説」より、竜退治の聖人として知られる聖ゲオルギウスの章冒頭を。
これまでにご紹介した「黄金伝説」の聖人は、こちらで。
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