サン・イシドロ聖堂扉口彫刻

扉口彫刻のイサクの犠牲
父親アブラハムが中央軸を占め、右手に持つナイフで、自分の息子イサクを刺そうとしている。
彼の左手は、息子イサクの髪をつかんでいる。
彼らの左側には、神の大きな手が出てきて、犠牲の子羊を、代りに差し出している。
(略)
扉口で一番重要な場所とも言える半円のティンパヌムに、旧約聖書の物語が表現されるのは珍しい。
ここでは、《イサクの犠牲》を表現することにより、上部にある神の子キリストの象徴たる子羊の犠牲を、予示しているのである。

先日ご紹介した王家墓廟天井画に続いて、もうひとつ、レオンのサン・イシドロ聖堂を。聖堂扉口のティンパヌム部分にある、イサクの犠牲をモチーフにした彫刻です。
イサクの犠牲テーマについては、こちらでまとめてぜひ。

ひつじ話

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