オデュッセウスの描かれたクラテル

牡羊の腹にしがみつくオデュッセウス
サッフォーの画家、クラーテル、BC500年頃
牡羊と共に食人鬼から逃れるオデュッセウス神話にも、犠牲と死との邂逅およびそれからの脱出が凝縮された形で見られる。
古層の伝承では逃亡は犠牲にされた牡羊の皮に潜り込んでなされたのだった。

ヴァルター・ブルケルトの「ホモ・ネカーンス」に、オデュッセウス神話の考察にからんで、オデュッセウスがキュクロープスから逃れる場面が描かれたクラテルの写真が添えられていました。
羊の描かれたクラテルは、少しだけご紹介したことがあります。こちらでぜひ。

ひつじ話

Posted by


PAGE TOP