東方の驚異としての「胡椒を守る蛇」

胡椒を守る蛇
『東方の驚異』
1025年頃 ロンドン、大英図書館
蛇は「雄羊のような角をもち、コルシアスと呼ばれており」、胡椒の木を守っている。
「人が胡椒を集める時は、火を持って近づき、それによって蛇は地下にもぐり、胡椒は黒くなる」。

中世ヨーロッパの人々が未知の世界に対してふくらませた想像の数々については、これまでに植物羊「北方民族文化誌」などのお話をしているのですが、その類型である角のある蛇が描かれた写本の一部です。
なんとなくゴネストロップの大釜を思い出すのですが、どこかでつながっている可能性はあるのでしょうか。

ひつじ話

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