『イディッシュの民話』より、「羊とバスケットと杖」
彼らは彼に羊を一頭与えると、言った。
「この雄羊に『わたしに仕えろ』と命令すれば、おまえのほしいものは何でも手に入る。」
男は羊を家に持ち帰ると、子供たちに言った。
「さあ、みんな食卓につくのだ。」
子供たちが坐ると、男は羊に命令した。
「われわれに食事を用意せよ。」
すると、彼らの食べたいものが食卓に並び、みな腹いっぱいに食べた。
ビアトリス・S・ヴァインライヒ編による、『イディッシュの民話』から「羊とバスケットと杖」を。
子沢山の貧しい男は、森の男たちから魔法の品々(というか羊)を与えられますが、悪い兄弟にうばわれてしまいます。どうやって取り返したかというと……?
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